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2008年10月12日(日) 20時31分

<中毒>1人死亡2人重症 尿から薬物検出 茨城・常陸大宮毎日新聞

 12日午前5時40分ごろ、茨城県常陸大宮市若林の飲食店経営、寺門文男さん(74)方に住む四男(24)から「家族が息をしていない」と119番があった。文男さんを除く家族ら4人が病院へ運ばれ、文男さんの母つるさん(95)が間もなく死亡、妻美江さん(65)と、めいで大阪府河内長野市の銀行員、麻生幸子さん(33)の2人が一時は意識不明になるなどの重症。四男も体調不良を訴え、軽症。重症の2人は尿から微量の薬物が検出され、県警大宮署は薬物中毒の可能性が高いとみて、原因を調べている。

 同署の調べでは、寺門さん方は母、妻、四男との4人暮らし。11日夜は麻生さんが訪れ、文男さん以外の4人が一緒に食事をした。エビやまいたけの入った手作りの茶わん蒸しや豆ご飯などを食べ、つるさんは1時間後ぐらいから「気持ちが悪い」などと訴えていたらしい。

 口から泡を吹くなど共通の症状があることなどから、食事への異物混入による薬物中毒の疑いがあるとみている。同署は入院中の家族の体調をみながら詳しく事情を聴く方針。【山内真弓】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081012-00000054-mai-soci