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2008年10月12日(日) 18時11分

「集中力すごい」と絶賛=麻生首相、浜松で工場視察時事通信

 麻生太郎首相は12日、訪問先の浜松市で、パン工場と機械部品メーカーを相次いで視察した。地場企業の視察は地方重視の姿勢をアピールするのが狙い。首相は、原材料費の高騰などに悩む現場の声に耳を傾けた。
 最初に訪れた同市東区にあるパンや洋菓子の製造工場「ヤタロー」で、首相は白衣に衛生帽子、マスク姿でバウムクーヘンやロールケーキをつくる工程を視察した。工場関係者から材料や安全管理にかかるコストが増加していると説明を受けた首相は、「食品の安全は今、ものすごく(国民の)関心があるからな」とコメント。
 続いて同区内の部品メーカー「ブローチ研削工業所」に移り、研削機械を操作する工員の様子を間近で見守った。首相は工員らの仕事ぶりにすっかり感心したようで、視察後、記者団に「われわれが声を掛けても全く集中して態度を変えない。あの集中力はすごい。あれが日本の中小企業を支えている」と語った。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081012-00000077-jij-pol