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2008年10月12日(日) 15時53分

F1日本GP決勝、アロンソ2連勝 中嶋は接触で順位落とす産経新聞

 F1世界選手権シリーズ今季第16戦「フジテレビ日本GP」は12日、静岡・富士スピードウェイ(1周4.563キロ)で20台が出走して67周の決勝を行い、2005、06年王者のフェルナンド・アロンソ(スペイン=ルノー)が1時間30分21秒892(平均時速202.788キロ)で、前戦・シンガポールGPに続く今季2勝目、通算21勝目を挙げた。

 ロベルト・クビツァ(ポーランド=BMWザウバー)が続き、昨季覇者のキミ・ライコネン(フィンランド=フェラーリ)が3位。

 母国での初GPとなった中嶋一貴(ウィリアムズ・トヨタ)は、1周目に他車に接触してフロントウイングを破損、交換のため予定外のピットストップを行い順位を大きく落としたが、15位でチェッカーを受けた。

 ドライバー王座を争うルイス・ハミルトン(英国=マクラーレン・メルセデス)とフェリペ・マッサ(ブラジル=フェラーリ)は、いずれも危険走行でドライブスルーのペナルティーを受けるなどして後方に落ちた。そこから追い上げてマッサは8位、ハミルトンは12位でゴールしたが、マッサは終盤の接触が審議対象となっている。ポイントは1位のハミルトンが84点、2位マッサは78点(暫定)、3位クビツァが72点。63点で4位のライコネン以下は王座争いから脱落した。コンストラクターズ(製造者部門)ポイントではフェラーリが142点(暫定)でマクラーレンを抜いて首位に返り咲いた。

 トヨタはヤルノ・トゥルーリ(イタリア)が5位で、今季9度目の入賞。ティモ・グロック(ドイツ)は序盤のトラブルでリタイアした。ホンダはルーベンス・バリケロ(ブラジル)が13位、ジェンソン・バトン(英国)は14位。完走は15台だった。

 第17戦・中国GPは上海国際サーキットで19日に決勝が行われる。

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