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2008年10月12日(日) 06時03分

デーブ氏まさか…三浦元社長は「よっぽどのことがなきゃ死なない」人スポーツ報知

 三浦和義元社長(61)の突然の自殺に、三浦氏と親交のあった人々からは「なぜ」「信じられない」との声が相次いだ。1981年のロス疑惑発生時から事件を見守ってきた放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏も「彼らしいと言えば彼らしい。でもこれで真相は分からなくなった」と語る。

 「いや〜まさかこんなことになるなんて」開口一番、疑惑のまさかの結末に驚くデーブ氏。「よっぽどのことがあるんだろうね。じゃないと死なないよ。直前までサイパンで人生エンジョイしてたんだから」と推測する。

 「僕は証人とかではなく、検察には新証拠があったと聞いてる。三浦さんもその存在を弁護士から聞いて『もう駄目だ』と思ったのかも」と話す一方、ロス市警に対しても「これは大失態。ベルトは没収してただろうけど、監視リストからは外していたのかも」と指摘する。

 デーブ氏は事件発生の81年当時、ロスの現場から数百メートル離れたマンションにいた。当時、フリーライターとして活動しシカゴの地元紙、シカゴ・トリビューンに事件の記事を送ったという。「米国での反応もすごかった。警察は、書店で週刊文春を予約している顧客リストを調べるほどの熱心さだった」と振り返る。

 時を経て三浦氏とデーブ氏は日本のテレビ局で再会しTBS系情報番組「サンデージャポン」で共演。何度かカフェなどで一緒になることはあったが、ロス疑惑について切り出すことはできなかったという。「だって、三浦さんの目つき怖いよ」

 当の本人の死によって真相は分からずじまい。「今後、検察が用意していた証拠を公開するかもしれないけどね」。結局、三浦元社長がクロだったのかシロだったのか? デーブ氏はこう締めくくる。「真実は闇に消えた。でもこのタイミングで本人が自殺したということは…ね。そう思われても仕方ないよ」

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081012-OHT1T00103.htm