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2008年10月12日(日) 00時11分

三浦元社長が自殺=市警留置施設で首くくる−サイパンから移送当日・疑惑銃撃事件時事通信

 【ロサンゼルス11日時事】1981年のロス疑惑銃撃事件で、米自治領サイパンで逮捕され、ロサンゼルスに移送された元会社社長三浦和義容疑者(61)=日本で無罪確定=が10日夜(日本時間11日午後)、ロス市警本部の留置施設で自殺した。市警は11日午前9時(同12日午前1時)すぎから記者会見し、元社長が独居房でシャツを首にくくり死んだことを明らかにした。
 市警によると、遺書はこれまで見つかっていない。係官が10分前に巡回した時は異常がなく、次に巡回した際に意識不明の状態で見つかった。自殺を警戒する注意人物とは見ていなかったという。
 在ロス日本総領事館などによると、自殺を図ったのが発見されたのは10日午後9時45分(同11日午後1時45分)ごろ。元社長はロス郡の病院に運ばれたが、約15分後に死亡が確認された。留置施設は約20分ごとに係官の見回りがあったという。
 ロス郡検察は「市警から昨夜、死亡を知らされた。事件は終結する」とコメント。米メディアによると、元社長の代理人ゲラゴス弁護士は「ショックを受けた。弁護士の1人が昨日に会ったが元気そうで、闘うことに意欲的だった」と述べた。
 三浦元社長は10日早朝(日本時間同日夜)、サイパンからロスに到着し、留置施設に収容。14日午後(同15日午前)には、ロス郡地裁が逮捕状のうち有効とした共謀罪について、起訴前の罪状認否をする予定だった。 

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