政府系ファンド行動規範を了承＝金融安定化に期待も−IMF委（時事通信）

2008年10月12日(日) 14時43分

　【ワシントン11日時事】国際通貨基金（IMF）の国際通貨金融委員会（IMFC）は11日、IMF作業部会がまとめた24項目にわたる政府系投資ファンド（SWF）の自主的行動規範を了承した。米国などで根強い外国からの投資に対する不信感払しょくにつながれば、混乱が続く金融市場の安定要因になるとの期待も出ている。
　行動規範は、SWF側に透明性や健全なガバナンス（企業統治）の確保を促し、投資先の国の規制や情報開示基準に従うよう要求。政治的思惑ではなく、経済的判断で投資を行うことや、「国際金融システムの安定維持への寄与」も盛り込んだ。作業部会は、この行動規範を見直す常設部会の設置を検討している。　

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