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2008年10月12日(日) 14時40分

テロ指定解除を歓迎=日本の支援参加に期待−韓国時事通信

 【ソウル12日時事】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の韓国首席代表、金塾外交通商省朝鮮半島平和交渉本部長は12日、米国による北朝鮮のテロ支援国指定解除を受けて記者会見し、「6カ国協議が正常な軌道に復帰し、究極的には核放棄につながる契機となる」と歓迎する考えを示した。
 金本部長は早期に6カ国協議が開催され、検証に関する合意書が採択されるよう希望するとした上で、「徹底した検証」の必要性を強調。検証の過程では「(北朝鮮が)真剣に検証手続きに協力するかどうかがカギになる」と強調した。
 検証には韓国政府も参加することになるが、金本部長は「政府内に作業部会を設置し準備してきた。われわれも相当な水準の検証能力を持っている」と自信を示した。
 日本のエネルギー支援参加に関しては「(日朝間の)懸案である拉致問題に進展がなければならない」と指摘。「日本が支援に参加できる雰囲気が早期につくられることを期待している」と語った。 

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