記事登録
2008年10月11日(土) 16時59分

切り込み隊長・岩村、相性バツグンの松坂に挑むも…夕刊フジ

 【セントピーターズバーグ=塚沢健太郎】岩村のバットが松坂の敵地連勝記録にストップをかけるか注目された1戦。

 1回先頭の岩村に、いきなり大観衆から「アキコール」が巻き起こった。異様なムードの中、冷静に見極めて四球で出塁。続く2打席はいずれも右飛に倒れたが、8回先頭で左前打を放って反撃の口火を切り、松坂降板につなげた。

 レイズの本拠地で観衆3万人以上は23勝2敗と圧倒的な成績を残している。前回の敗戦はプレーオフ進出が決まった翌日の9月21日。この試合は岩村をはじめ主力が欠場、出場選手も祝勝会明けでフラフラ。それだけに実質は22連勝中といっていい。

 一方の松坂は負け知らずの敵地9連勝中。9月15日にレイズの本拠地で勝ち投手になっているが、この時の観衆は2万9772人だった。満員のファンの前で、レイズは負けるわけにはいかない。

 そのキーマンといえるのが切り込み隊長の岩村だ。今季の松坂との対戦は打率.375、1本塁打。さらにすごいのは1つも三振をしていないところだ。

 前回対戦後に、2人は通路でバッタリ顔を合わせ、松坂が「僕で打率を稼がないで下さいよ」と笑いながら話しかけたほど。岩村の公式戦打率は.274で、対松坂の方が1割も高いのだから、そう言いたくなるのも無理はない。

 レイズの勝利と松坂攻略は岩村にかかっていた。

【関連記事】
【リーグ優勝決定S】松坂好投、Rソックス先勝 フィリーズが2連勝発進
【リーグ優勝決定S】松坂、シーズンの借り返す初戦勝ち 八回途中まで無失点
【リーグ優勝決定S】岩村、存在感示す
【リーグ優勝決定S】田口、第2戦は出番なし
【リーグ優勝決定S】敵地で連敗スタートのドジャース 流れ止められるか黒田

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000009-ykf-spo