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2008年10月11日(土) 00時32分

ビール類出荷、2か月連続前年割れ…「第3のビール」2割増読売新聞

 ビール大手5社が10日発表した9月のビール類総出荷量は、前年同月比1.3%減の3913万ケース(1ケース=大瓶20本換算)となり、2か月連続で前年割れした。

 ビールが4.4%減の1931万ケース、発泡酒が14.6%減の930万ケースと落ち込んだ。一方、低価格が人気の第3のビールは23.0%増の1050万ケースと大きく伸び、消費者の節約志向が改めて浮き彫りになった。

 メーカーが3か月ごとに公表しているシェア(市場占有率)は、1〜9月の合計でアサヒビールが37.5%と首位を守り、キリンビールが37.0%で2位だった。缶ビール値上げを9月まで見送ったサントリーは12.9%と3位、サッポロビールは11.8%で4位だった。サントリーは年間でも、1963年のビール事業参入以来初の3位になる可能性が高まっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000001-yom-bus_all