記事登録
2008年10月11日(土) 00時18分

最深7700mに魚住んでた!日英研究チーム撮影に成功読売新聞

 深さ7700メートルの海底で泳ぐ魚の撮影に東京大学海洋研究所など日英の研究チームが成功し、10日に映像を公開した。

 従来の記録より700メートル深い世界最深部で魚の生息を確認したことになる。

 研究チームは、茨城県沖の日本海溝で、船からステンレスの耐圧壁と強化ガラスで覆われたカメラを下ろし、海底生物を調査。9月30日深夜から10月1日未明にかけ、エサのサバに群がるエビを食べている17匹のカサゴの仲間「シンカイクサウオ」を撮影した。深海魚は全長10〜30センチで、色は薄いピンクだった。

 海洋研の松本亜沙子特任研究員は「エサが少ない深海で暮らす魚はあまり動かないと考えられていたが、活発に動いていた」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000000-yom-sci