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2008年10月11日(土) 14時50分

米朝協議は手抜かりだ…マケイン氏、妥協策を批判読売新聞

 【ワシントン=貞広貴志】米政府が北朝鮮に対するテロ支援国指定解除の方針を決めたとされる問題で、共和党の大統領候補ジョン・マケイン上院議員(72)は10日、「今回まとまった核検証の手続きは、全面的な検証を可能にするかどうか明確ではない」などと、強い懸念を表明する声明を発表した。

 ブッシュ政権が北朝鮮に対する妥協策を正式発表する前に、身内の共和党大統領候補が疑問をつきつける異例の展開となった。

 マケイン氏は声明で、「最近の(米朝)交渉は、日本人拉致問題に対処していないように思える。深刻な手抜かりだ」と拉致問題の重要性を強調。現政権の対朝交渉を公然と批判した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000023-yom-int