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2008年10月11日(土) 14時50分

フォード、マツダ株売却を検討読売新聞

 マツダの筆頭株主である米フォード・モーターが、保有するマツダ株式の大半を売却する方向で検討に入ったことが11日、明らかになった。

 フォードはマツダの発行済み株式の33・4%を保有している。関係者によると、マツダが自社株買いを打診されたほか、ほかの日本の自動車大手にも買い取りが打診された模様だ。金融危機に伴う米自動車市場の急速な縮小で、フォードは10日時点の株価が1ドル台に低迷しており、マツダ株の売却資金で経営再建を目指すとみられる。

 フォードは1979年11月、マツダに資本参加し、96年に出資比率を33・4%に高め、フォード出身の副社長を社長に送り込み、傘下に収めた。フォードは06年12月期決算で、純利益が127億ドルの赤字を計上。翌07年2月に、いったんスペインの子会社に移していたマツダ株の一部をフォード本体に戻していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000024-yom-bus_all