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2008年10月11日(土) 00時16分

<横浜地検>母の死は自殺…遺棄容疑で逮捕の長男を起訴猶予毎日新聞

 横浜地検は10日、横浜市都筑区の市営団地の自宅で無職、石井八重子さん(当時75歳)が遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された同居の長男(45)を起訴猶予処分にした。地検は「石井さんの死亡は自殺と認められる。自ら警察に出頭し反省していることなどを考慮した」と理由を説明した。神奈川県警は殺人事件と断定して捜査していた。

 長男は9月17日、同区勝田町の市営勝田団地の自宅に石井さんの遺体を放置した疑いで逮捕された。県警は司法解剖結果から「絞殺」と判断。都筑署に捜査本部を設置した。

 横浜地検は「生前の被害者の言動から自殺の動機がうかがわれる。遺体発見状況の分析などから自殺と判断した」との談話を出した。県警捜査1課の平井一夫課長代理は「現場状況や解剖結果、関係者の供述などについて捜査を尽くした結果、被害者の自殺と判断するに至った。当初の(殺人事件との)判断に誤りはない」と釈明した。【鈴木一生】

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