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2008年10月11日(土) 13時31分

<エチオピア誘拐>女医は「赤羽さん」 元同僚、写真で確認毎日新聞

 エチオピア東部で9月に誘拐され、10日に隣国ソマリアで犯人グループが開いた記者会見に同席し「アカハネ・ケイコ」と名乗った国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)の日本人女性医師について、茨城県土浦市の土浦協同病院の男性医師(45)と病院幹部は11日、「かつて勤務していた赤羽桂子さん(32)に間違いない」と話した。新聞に載った写真で確認したという。長崎大熱帯医学研究所にも同名の女性が大学院生として在籍しており、大学が確認を急いでいる。

 土浦協同病院によると、赤羽さんは03年10月から昨年3月まで小児科に勤務し、小児循環器を中心に診療していた。一緒に勤務した男性医師は「赤羽さんは明るくまじめだった。患者さんのことをよく診るので、安心して任せられた。熱帯医学に興味を持ち、国際協力をしたいという希望を持っていた」と話し「身近な人にこんなことが起きるなんて」と言葉を失った。

 長崎大は「まだ、はっきりしたことが言える段階ではない。情報収集しているところだ」という。【山崎理絵】

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