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2008年10月11日(土) 13時02分

追加利下げも視野に=必要なら行動−ECB総裁時事通信

 【ワシントン10日時事】欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は10日、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後の記者会見で、金融政策の動向については前もって言明しないとしながらも、「われわれは必要ならば行動するし、いつでも決断する」として、追加利下げの可能性を視野に入れていることを示唆した。
 同総裁はまた、ECBが8日に米連邦準備制度理事会(FRB)など他の主要中銀と協調利下げに踏み切ったことについて、「インフレの上ぶれリスクが減退している」と説明。またECBが中期的な物価動向を占う上で重視しているインフレ期待も、債券市場の動向などを踏まえれば「コントロールできている」と繰り返した。 

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