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2008年10月11日(土) 12時03分

米財務長官、早期の公的資金注入を明言=資産買い取りと同時に時事通信

 【ワシントン10日時事】ポールソン米財務長官は10日、当地で開かれた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)終了後、記者会見し、米国が先に成立した金融安定化法に基づき、公的資金による金融機関への資本注入を早期に実施する方針を明言した。ブッシュ大統領は10日、公的資金注入の方針を示唆していたが、これを明確にした。
 長官は「われわれは(同法で与えられた)権限を活用し、担保資産の買い取りや保証、金融機関の株式を購入するための戦略を練っている。早期の実行に向け作業を進めるよう指示した」と述べ、資本注入と不良資産買い取りを同時に行うことで、金融安定化を目指す考えを表明した。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000060-jij-int