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2008年10月11日(土) 12時05分

バナナの次の「ダイエット」 「キウイ」?「とろろ昆布」?J-CASTニュース

 「バナナダイエット」が空前のブームとなり、八百屋やスーパーマーケットでバナナの品薄状態がいまだに続いている。手に入らないバナナに代わって、注目を集めているのが「キウイフルーツ」なんだそうだ。

■「キウイフルーツ」にはバナナと同じ栄養がある

 バナナの次にくるのではないかと、ネットで話題になっているのが「キウイフルーツ」だ。朝バナナダイエットを提唱したことで有名な明治薬科大学理事の本橋登博士が、2008年10月3日に放送された日本テレビ系情報番組「スッキリ!! 」で

  「キウイフルーツは今が旬で値ごろですし、バナナに近い成分が含まれています」

と、イチオシした。

 キウイには、糖質や脂肪を燃焼するカロテンや過剰な水分を排出してむくみや冷えを改善するカリウムが、バナナとほぼ同じくらい含まれている。食物繊維もある。バナナダイエットと同様に、朝食にキウイフルーツと水を摂るだけでいい。

 放送後、「キウイダイエット」はネットで話題になっている。「goo」 の注目ワードに「朝キウイダイエット」が10月7日の時点で載っているほか、ブログを解析するサイト「kizashi.jp」によると、「キウイ」という単語が個人のブログで10月2日から8日までに520件検出された。1年前の同時期に比べておよそ200件も増えている。

 個人のブログでもこんな話が交わされている。

  「やり方や効果はいったいどのようなものなのでしょうか?」
  「バナナが高くなったとか手に入りにくくなったと思っている人にはキウイフルーツはうってつけですね」

 ■少量でもおなかがふくれる「とろろ昆布」

 ポストバナナとして「とろろ昆布」も有力だ。雑誌やテレビですでに取り上げられている。乾燥しているのでふくれて、少量でも食欲が満たされる。小腹が減った時に、おやつ代わりに食べる人もいて、女優の釈由美子さんや歌手のhitomiさんがおやつに食べているという話もある。また、昆布にはコレステロールや糖の吸収を抑える食物繊維が豊富に含まれている。通常の昆布よりも薄く削ったとろろ状のほうが、食物繊維が体内に取り込まれやすくなる。とろろ昆布を発売しているフジッコのマーケティング企画担当者は、

  「水分と一緒に摂れば、食物繊維が溶け出して効率よく摂取できます。味噌汁やお吸い物、うどんに入れることが多いですが、コンビニで売っているおでんや、できあいの惣菜に入れるとうまみが増しますよ。また、ひとつまみのとろろ昆布をお椀入れてお湯を注ぎ、しょうゆで味を調えれば即席のお吸い物になります」

とPRする。

 これまでにもダイエット食材は、納豆、りんご、寒天、おから、キムチ、豆乳、こんにゃく、きな粉、キャベツといった色んなものがはやっている。ポストバナナダイエットの座につくのは、バナナと同じ栄養がある「キウイフルーツ」か、単品でも料理にも応用できる「とろろ昆布」か。

 一方ネットでは、「バナナの次はキウイなんていう情報も、もしやキウイ売るための戦略?」「ダイエットは気持ちの問題ですから、手段はなんでもいいのでしょうかね」という否定的な意見もある。


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