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2008年10月11日(土) 22時16分

三浦元社長が首つり自殺 移送直後、訴追停止へ東京新聞

 【ロサンゼルス11日共同】1981年のロサンゼルス銃撃事件で、今年2月に米自治領サイパンで逮捕、拘置され、ロサンゼルスに移送されたばかりだった三浦和義・元会社社長(61)=日本では無罪確定=が10日午後10時(日本時間11日午後2時)ごろ自殺した。関係者が明らかにした。

 収容先のロス市警本部の留置場独房でTシャツを使って首つりを図り、搬送先の病院で死亡が確認された。

 元社長の死亡で、訴追手続きは停止される見込み。日本で無罪が確定した元社長が、米当局に逮捕され、発生から27年を経て米国であらためて訴追の手続きが進むという異例の展開をたどったが、真相究明は極めて難しくなった。

 三浦元社長は14日に罪状認否のためロス郡地裁に出廷する予定だった。一貫して無罪を主張していた。

 ロス市警は日本時間の12日午前1時から、記者会見するとしている。

 元社長のロスの弁護人ゲラゴス氏は11日、AP通信に「担当弁護士の1人が三浦元社長に10日に会い、精神状態は良さそうだった。元社長は法廷闘争に前向きだった」と語った。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008101101000514.html