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2008年10月11日(土) 19時26分

三浦元社長が首つり自殺…移送先のロスでスポーツ報知

ロサンゼルス空港に到着した三浦和義元社長。左はロス市警のリック・ジャクソン捜査官

 1981年のロサンゼルス銃撃事件で、今年2月に米自治領サイパンで逮捕、拘置され、10日にロサンゼルスに移送された元会社社長三浦和義容疑者(61)=日本では無罪確定=が10日午後10時(日本時間11日午後2時)ごろ、自殺した。ロス在住の関係者が明らかにした。

 関係者によると、三浦元社長は、収容先で首つり自殺を図り、搬送先の病院で死亡が確認された。

 元社長は、ロスに移送後、ロス市警本部の留置場に収容されていた。14日に罪状認否のためロス郡地裁に出廷する予定だった。

 ◆ロス銃撃事件 1981年8月、米ロサンゼルス市のホテルで三浦和義元社長の妻一美さん=当時(28)=がホテルの自室で頭を殴られ負傷、同年11月に市内で頭を銃撃され、約1年後に死亡した。元社長も左足を撃たれ、事件後に一美さんの保険金約1億61000万円を受け取った。警視庁は85年9月、殴打事件の殺人未遂容疑で、88年10月には銃撃事件の殺人容疑で元社長らを逮捕。元社長は殴打事件で98年、実刑が確定し服役。銃撃事件では一審は無期懲役だったが、逆転無罪とした二審判決が2003年、最高裁で確定した。元社長は08年2月、殺人と共謀の容疑で米自治領サイパンで逮捕され、10月にロスに移送された。(共同)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081011-OHT1T00248.htm