テロ指定解除「理由聞きたい」＝家族会の飯塚代表（時事通信）

2008年10月11日(土) 18時02分

　米政府が11日にも北朝鮮のテロ支援国指定を解除すると米メディアが報じたことについて、拉致被害者家族連絡会代表の飯塚繁雄さん（70）は11日、奈良市での講演後、報道陣に「まだ解除されたわけではないが、もしされるならどういう理由か聞きたい」と話した。
　北朝鮮側は約束した被害者の再調査を先送りしており、拉致問題は進展がない。飯塚さんは「米にとって拉致は日本の問題との考えがあるようだが、日本にとっては核問題と同じ重要性があり、日本政府はそれを解決する責任がある」と強調。その上で「解除前に米に対し解除回避を求める交渉を行うべきだ」と日本政府に注文を付けた。　

【関連ニュース】
・〔写真特集〕日本人拉致事件
・中山氏、拉致担当外れ不安=兼務「最優先してくれるか」-家族会代表
・曽我さん「1日も早く家族全員で」=母と拉致、30年を前にコメント
・帰国実現に向け知事に支援要請=拉致有本さん両親ら-兵庫
・拉致担当相、被害者家族らと面会=就任後初めて、要望書受け取る