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2008年10月11日(土) 17時18分

元独立派指導者、29年ぶり帰国=数万人が出迎え−アチェ・インドネシア時事通信

 【ジャカルタ11日時事】インドネシアのアチェ州独立を求めていた元独立派ゲリラ「自由アチェ運動(GAM)」の最高指導者ハッサン・ティロ氏(78)が11日、29年ぶりにスウェーデンから同州に帰郷した。今回の帰国は一時的なもので、約2週間滞在した後、スウェーデンに戻る。同氏は州都バンダアチェで、元GAMメンバーらアチェ住民数万人の熱烈な出迎えを受けた。
 市内のバイトゥラフマン寺院には前日から多数の住民が集結。ティロ氏が姿を現すと、「アラー・アクバル(神は偉大なり)」「ティロ万歳」などと叫んで歓迎した。ティロ氏は「双方が紛争を解決できたことは喜ばしい。再び悲劇を繰り返してはならない」との声明を発表した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000088-jij-int