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2008年10月10日(金) 19時32分

舛添私案に閣僚異論 後期高齢者制度見直し「辻褄合わぬ」産経新聞

 河村建夫官房長官は10日の記者会見で、同日の閣僚懇談会において後期高齢者医療制度の見直しに関する舛添要一厚生労働相の私案に一部閣僚から異論が出たことを明らかにした。

 閣僚懇談会で舛添氏が後期高齢者医療制度と国民健康保険を一体化し、都道府県が運営する新制度に再編することを柱とする私案を説明した。これに対し、一部の閣僚から「われわれは後期高齢者医療制度が最もふさわしい制度と説明してきた。これが大幅に変わるとなると、いままで説明してきたことに対して、つじつまが合わない」といった批判が出た。

 河村氏は「後期高齢者医療制度の根幹は大事という考え方は基本にある。これまで積み上げたものがあるので、与党ともしっかり積み上げてもらいたいと申し上げた」と述べた。

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