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2008年10月10日(金) 20時11分

「殺して捨てよう」と方針転換=直前まで一緒の男性証言−名古屋地裁時事通信

 名古屋市千種区で昨年8月、会社員磯谷利恵さん=当時(31)=が拉致された上、殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われた元新聞販売員神田司被告(37)ら3人の第2回公判が10日、名古屋地裁(近藤宏子裁判長)であった。事件直前まで3人と行動を共にしていた男性(31)が検察、弁護側双方の証人として出廷し「神田被告から『顔を見られてやばくなるくらいなら、殺して海に捨てよう』と言われた」などと証言した。
 男性は事件の3日前、神田被告を除く2人と初めて顔合わせをしたが「一緒に強盗しようと話をしただけで、殺害や女性を拉致するという話は全く出ていなかった」と証言。翌日、打ち合わせの場に戻ると神田被告もおり「顔を見られたら殺そう」などと持ち掛けてきたという。男性は「神田被告が主導権を握っているような感じだった」と述べた。 

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