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2008年10月10日(金) 22時28分

【三浦容疑者移送】ロスに到着、逮捕から7カ月ぶりに産経新聞

 【ロサンゼルス=松尾理也】ロス疑惑銃撃事件で、米自治領サイパンで逮捕、拘置されていた元会社社長、三浦和義容疑者(61)=日本で無罪確定=が10日早朝(日本時間同日夜)、ロス市警によって移送され、ロサンゼルス国際空港に到着した。三浦容疑者はその後、ロス市内の拘置施設に収監され、14日午後(同15日午前)にロス郡地裁で起訴前の罪状認否に臨む。

 今年2月、サイパンでの突然の逮捕から7カ月あまり。攻防は、舞台を事件現場のロスに移し、さらに激しさを増す。

 三浦容疑者はサイパン時間の10日早朝、民間機でサイパンを出発。グアム、ハワイを経由し、ロスに向かった。ロス市警の係官に囲まれての出発時には笑みも見られたが、機内では同乗の報道陣とも言葉を交わさず、目を閉じていたという。

 ロス郡地検は9日、三浦容疑者の逮捕容疑のうち殺人について無効、殺人の共謀を有効とした9月の地裁決定を不服として、殺人容疑についても有効とするよう求め再審理を申し立てた。1回目の審理は今月16日に開かれる。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081010-00000603-san-soci