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2008年10月10日(金) 11時24分

国選弁護報酬、34万円過大請求=弁護士が接見回数水増し−岡山時事通信

 起訴前の拘置段階から容疑者に国選弁護人を付ける「被疑者国選弁護人制度」をめぐり、岡山弁護士会所属の弁護士が、拘置中の容疑者との接見回数を水増しして報告し、約34万円分の報酬を過大に請求していたことが10日、明らかになった。
 過大請求をしていたのは、倉敷市の黒瀬文平弁護士(67)。岡山弁護士会の秋山義信会長は同日、岡山市の弁護士会館で記者会見し、黒瀬弁護士が昨年3月から今年5月までの間、受任した7件の事件すべてについて、制度を運営する日本司法支援センター(法テラス)に、拘置中の容疑者との接見回数を実際より多く報告し、34万1700円分を水増しして報酬を請求した。すでに一部の支払いを受けたという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081010-00000057-jij-soci