記事登録
2008年10月09日(木) 12時01分

<古川佐賀県知事>長崎県との合併を提案 長崎大で講義毎日新聞

 古川康・佐賀県知事(50)が8日、長崎大経済学部(長崎市)で学生約500人に講義し、その中で長崎、佐賀両県の合併を唱えた。「(合併すれば)人口231万で全国16位、焼き物は2位、ミカンは3位。長崎は首相を輩出したことがなく、佐賀は国立公園がない。補完できる」とし、道州制も含めた再編の必要性を強調した。

 古川知事は立命館大などで講義経験はあるが隣県・長崎の大学での講義は初。旧自治省の官僚だった99〜03年、長崎県に出向していたことから、長崎大が呼び掛けた。

 古川知事は両県合併について「市町村が合併し、省庁も再編した。都道府県だけ今のままはない」と強調。

 さらに、九州新幹線西九州(長崎)ルートや西九州自動車道を引き合いに出し、「1県だけのメリットでなく、ネットワークを考える時代」とした。

 一方、両県で対応が割れる国営諫早湾干拓事業については「有明海の再生を願うのは長崎も一緒。事実を明らかにし、協力し前に進みたい」と潮受け堤防開門に理解を求めた。【錦織祐一】

【関連ニュース】
麻生首相:所信表明 「道州制へ一歩前進」九州経済界に歓迎の声
<写真特集>佐賀といえばこの人 はなわがプロデュースする中野腐女子シスターズ
似顔絵「肉まん」:古川知事がお墨付き? 佐賀の食品販売会社が販売
竹中直人さん、古川知事を訪問
<写真特集>諫早湾干拓事業も 空から見た日本百景

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081009-00000005-maiall-pol