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2008年10月09日(木) 20時00分

<製めん所夫妻殺害>中国籍の被告に2審も死刑 東京高裁毎日新聞

 東京都品川区の製めん所で02年、経営者夫妻を刺殺し、現金や貴金属を奪ったとして、強盗殺人罪などに問われた中国籍の無職、謝依俤被告(31)の控訴審判決で、東京高裁は9日、死刑とした1審判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

 須田賢裁判長は「落ち度のない被害者の生命と尊厳を踏みにじった犯行は冷酷、残虐で非人間的な所業だ。奪った貴金属を換金し、女友達とディスコに通うなど情状は芳しくなく、極刑をもって臨むほかない」と述べた。

 判決によると、謝被告は02年8月31日未明、当時住んでいたアパートの大家だった早川勇さん(当時64歳)が経営する製めん所に侵入し、早川さん夫妻をサバイバルナイフで刺殺。現金約4万7000円や指輪などの貴金属(約6万9700円相当)を奪った。【伊藤一郎】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081009-00000103-mai-soci