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2008年10月09日(木) 18時05分

中国人被告に2審も死刑 「冷酷、残虐にして非人間的」 品川のラーメン店夫婦殺害産経新聞

 東京都品川区の製麺所兼ラーメン店で平成14年、経営者の早川勇さん=当時(64)=と妻の容子さん=同(57)=が刺殺された事件で、強盗殺人などの罪に問われた中国籍の謝依俤被告(31)の控訴審判決公判が9日、東京高裁で開かれた。須田賢裁判長は死刑とした1審東京地裁判決を支持、謝被告側の控訴を棄却した。

 須田裁判長は、謝被告が犯行後もディスコで頻繁に遊ぶなどしていた点を指摘。「(2人殺害は)強固な殺意のもとに行われた。冷酷、残虐にして非人間的で、極刑をもって臨むほかない」と述べ、1審は重過ぎるとする謝被告側の主張を退けた。

 判決によると、謝被告は同年8月、早川さんの製麺所兼自宅に侵入。ナイフで早川さん夫婦の首や胸などを刺して殺害した上に、現金約4万7000円や貴金属など約7万円相当を奪うなどした。

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