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2008年10月09日(木) 01時01分

米欧、利下げで協調=FRB、欧州中銀0.5%−金融危機深刻化に対応時事通信

 【ワシントン8日時事】米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)、英イングランド銀行など、米欧の中央銀行6行は8日、協調利下げに踏み切ったと発表した。協調利下げは2001年9月に発生した米国同時テロ直後以来初めて。米国発の金融危機が世界に波及しており、深刻化しつつある実体経済への影響に歯止めを掛けるのが狙い。この日、利下げを発表したのはFRB、ECB、カナダ銀行、イングランド銀行、スウェーデン銀行、スイス国立銀行。いずれも主要政策金利を0.5%引き下げた。日銀は各中銀の行動に支持を表明した。6中銀は共同声明で、インフレ圧力が緩和し始める一方、「最近の金融危機深刻化で景気の下振れリスクが増大した」と指摘、金融緩和の理由を説明した。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081009-00000008-jij-int