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2008年10月08日(水) 12時30分

分身携帯コンテンツ「CLON」が対話エージェント機能を追加アキバ経済新聞

 CLON Lab(千代田区)は10月7日、秋葉原で記者発表を行い、同社のモバイルコンテンツ「CLON」に対話エージェント機能を搭載し携帯電話の「PUSHメディア」として展開していくことを発表した。

 CLONは、携帯電話の中にユーザーの分身となる「クロン」を作り、コミュニケーションを図ることができるモバイルコンテンツ。サイトにアクセスし、分身となる「クロン」を作成。作成したクロンはユーザーとの会話や文章入力によって、ユーザーの趣味・嗜好を学習し、成長していく。同クロンは日記をつづるほか、他ユーザーのクロンとも友好を図るという。同サービスは今年4月にサービスインし、これまでの累計アクセス数は3,800万PVを記録した。累計ユニークユーザー数は94万人。

 今回発表された対話エージェント機能は、ユーザーの好みや志向性、行動特性をクロンが学習し、ユーザーにマッチした情報を収集・レコメンドするもの。例えば、クロン「果物、なにが好き?」、ユーザー「バナナ」→(後日)クロン「今、興味があることはなに?」、ユーザー「ダイエット」、クロン「なるほど。最近、バナナダイエットなんてものもあるんだよ」というようなやり取りが可能になる。

 同対話エージェント機能の追加について同社中山小百合社長は「携帯電話のインターネット利用目的の1位は『情報検索』といわれているが、自分にフィットする情報にスムーズにたどりつくことができないなどの課題がある。そこで、個々のユーザーの趣味・嗜好性を把握してフィットする情報をレコメンドする『PUSHメディア』として、同機能を追加し、ユーザーが満足できる情報の提供をできれば」と話す。

 ビジネスモデルについては、「ユーザー課金と、アフィリエイトなどの広告モデル、ASP販売の3つを柱にビジネスを展開していきたい」という。

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CLON Lab

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