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2008年10月08日(水) 16時40分

英国発「トップショップ」国内本格展開へ−原宿既存店を大幅増床シブヤ経済新聞

 ラフォーレ原宿(渋谷区神宮前1、TEL 03-3475-0411)は10月16日、同館1階〜2階に英・人気ファッションブランド「TOPSHOP/TOPMAN(トップショップ/トップマン)」の大型店をオープンする。

【関連画像】 増床する「トップショップ/トップマン」近くにはH&M原宿店も

 2006年9月同館2階にオープンした国内初の店舗をリニューアルし、従来の約3倍へと増床。売り場は館内で最大の大きさになるという。ラフォーレ原宿では現在、1階〜2階部分のファサード部分にオープン日をうたう大型の看板を掲出し、通行人や買い物客らに出店をアピールしている。

 同店の拡大オープンを皮切りに、ラフォーレ原宿を運営する森ビル流通システム(神宮前1)と独立系投資ファンドJBFパートナーズ(千代田区)の共同出資会社「T’s」は、トップショップ/トップマンの国内本格展開に乗り出す。このほど日本貿易振興機構(ジェトロ)の協力を得て、トップショップブランドを展開する英Arcadia Group Limitedから日本国内での独占販売権を取得。今後の展開など詳細は今月15日の会見で明らかにする。

 トップショップは1965年、ロンドン市内の商業中心エリア、オックスフォード・サーカスに初の単独店をオープン。カラーやデザイン豊富なハイストリート・ファッションを、値ごろ感のある価格帯で提供。メンズライン「トップマン」を含め、各国の若者らの間で人気を集めている。本国で昨年4月に発売された人気モデル、ケイト・モスさんとの協業ライン「ケイト・モス トップショップ」は、ラフォーレ原宿内の店舗でも開店前に約200人が行列するほどの人気に。

 原宿駅周辺では、トップショップと並び、値ごろ感のあるトレンドファッションがいち早く手に入る「ファストファッション」系ブランドのスペイン発「ZARA」、米「GAP」などがすでに進出。今年11月8日には、銀座に日本1号店を出店し旋風を巻き起こしたスウェーデン発・人気衣料チェーン「H&M」が明治通り沿いに売り場面積約1,500平方メートルの大型店を出店。加熱する原宿「ファストファッション戦争」に注目が集まる。

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