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2008年10月08日(水) 13時30分

排除勧告の3社から166万円献金=中川財務相、指名停止業者からも時事通信

 中川昭一財務相が代表を務める自民党北海道第11選挙区支部が2004−07年の間、独禁法違反で排除勧告を受けた3社から計166万円の献金を受けていたことが8日、分かった。
 献金していたのは釧路製作所(北海道)、神戸製鋼所(東京)、日特建設(同)。釧路製作所と神戸製鋼所は05年9月に橋梁(きょうりょう)談合事件、日特建設は02年5月に神奈川県発注ののり面保護工事の談合で、それぞれ公正取引委員会から排除勧告を受けた。
 政治資金収支報告書によると、神戸製鋼所は05年と07年に各5万円、釧路製作所は05年に12万円、06−07年に24万円ずつ献金。日特建設は04−07年、毎年24万円を献金していた。釧路製作所からは、勧告前の04年から05年にも計36万円の献金があった。
 北海道開発局発注の農業土木工事をめぐる談合事件で指名停止となった北海道帯広市の高橋建設からも、04−07年に計270万円の献金があった。
 同支部の高橋猛文副幹事長は「お返しすべき状態にあるものは、お返ししないといけない」としている。 

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