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2008年10月08日(水) 21時39分

留学仲介「ゲートウェイ21」、破産手続き開始決定読売新聞

 経営が破綻(はたん)した留学仲介大手「ゲートウェイ21」(東京都新宿区)について、東京地裁(川畑薫裁判官)は8日、同社に対する破産手続きを開始する決定をした。

 破産管財人には蓑毛良和弁護士が選任された。債権者集会は来年2月10日午前10時から、東京・霞が関の東京家裁・簡裁合同庁舎で開かれる。

 同社から語学学校やホームステイ先に留学費が送金されなくなったため、留学を打ち切って帰国する人も出るなど、被害は広がりを見せている。

 福岡県のアルバイト女性(21)は同社破綻から2日後の先月28日、ホームステイ先のソウルの会社員宅から「ゲート社と提携している仲介業者から留学費を受け取っていない」と24万ウォン(約1万8600円)を要求され、全額を支払って29日に帰国した。女性は9月21日〜10月1日の語学学校の短期留学とホームステイの費用として同社に36万円を納めていたが、同社から仲介業者への送金が滞っていたためだ。女性はうんざりした表情で「こんなトラブルに巻き込まれるとは思わなかった」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081008-00000057-yom-soci