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2008年10月07日(火) 23時14分

ロス市警がサイパン入り、三浦元社長を2、3日中にロスへ移送スポーツ報知

 1981年の米ロサンゼルス銃撃事件で、ロス市警のリック・ジャクソン氏ら4人の捜査官が7日夜、元会社社長三浦和義容疑者(61)=日本では無罪確定=が拘置されているサイパンに到着、空港で記者会見し、元社長の身柄を2、3日中にロスへ移送する見通しを明らかにした。

 またジャクソン捜査官は「新証拠」の有無について「88年に逮捕状が出た時点の証拠で、三浦氏を十分有罪に持ち込める。新証拠があるかどうかは問題ではない」と述べた。

 ロスに移送後、法廷での罪状認否は来週になる見通し。逮捕から7か月半を経て、事件審理に向けた司法手続きが本格的に始まる。

 弁護人のバーライン氏は7日、捜査官らの到着に先立ち、拘置先の収容施設で三浦元社長と接見。元社長は「(ロスを管轄する)カリフォルニア(州)で闘い続ける準備はできている」と話したという。

 ジャクソン捜査官らは9月15日、サイパンの地裁の身柄移送命令を受け、いったんサイパン入り。しかし、到着直前にサイパンの最高裁が移送の一時停止を決めたため、ロスに戻った。

 その後、最高裁は一時停止を解除。ロス郡地裁が殺人の共謀容疑について逮捕状を有効と決定したことを受け、元社長は移送に同意し、弁護側が9月29日、米連邦地裁で人身保護請求を取り下げ、移送が決まった。(共同)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081007-OHT1T00206.htm