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2008年10月07日(火) 19時38分

小林、益川、南部氏に物理学賞=ノーベル賞日本人6年ぶり時事通信

 スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2008年のノーベル物理学賞を南部陽一郎米シカゴ大名誉教授(87)=米国籍=、小林誠高エネルギー加速器研究機構名誉教授(64)と益川敏英京都産業大教授(68)に授与すると発表した。
 南部氏は素粒子物理学の「自発的対称性の破れ」の理論を提唱。小林、益川両氏は物質の最小単位である素粒子のクオークが6種類あることを予言し、宇宙誕生の謎を解く「小林・益川理論」を発表した。素粒子物理学の発展に大きく貢献した。
 日本人のノーベル賞受賞は、02年に小柴昌俊東大名誉教授(82)が物理学賞、田中耕一島津製作所質量分析研究所長(49)が化学賞を受賞して以来6年ぶり。素粒子理論では故湯川秀樹博士以来、半世紀ぶりの受賞となった。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081007-00000129-jij-soci