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2008年10月07日(火) 01時04分

補正、8日にも衆院通過=民主が採決容認時事通信

 民主党は6日、2008年度補正予算案について、与党が提案している衆院予算委員会での8日の採決に応じる方針を固めた。与党が多数を占める衆院側での徹底審議には限界があると判断、民主党が主導権を握る参院での攻防に力点を置くことにした。賛否については小沢一郎代表に一任する。同予算案は与党の賛成多数で可決され、同日中にも衆院を通過する見通しとなった。
 自民党の大島理森国対委員長は6日午後、民主党の山岡賢次国対委員長に電話し、補正予算案について「8日に採決したい」と伝達。これに対し山岡氏は「どうぞ」と答え、容認する考えを示した。同党はこれまで、採決日程に対する回答を留保していた。
 この後、民主党は、党本部で小沢氏や鳩山由紀夫幹事長ら幹部が当面の国会対応について協議し、補正予算案への賛否や参院での採決日程などを小沢氏に一任した。また、公明党と創価学会の関係を念頭に参院の代表質問で取り上げた憲法の「政教分離原則」に関しては、衆参両院の予算委でもただすことを確認した。 

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