記事登録
2008年10月06日(月) 14時34分

メゾンエルメスでインド映画上映−ムガル帝国描いたスペクタクル作品銀座経済新聞

 メゾンエルメス(中央区銀座5、TEL 03-3569-3300)は10月4日から、10階のプライベートシネマ「ル・ステュディオ」でインド映画「MUGHAL-E-AZAM 偉大なるムガル帝国」を上映する。

 今年で4回目となる同プログラムでは、1960年にK.アースィフ監督によりインドで制作された歴史長編作を取り上げる。時代背景はインド大陸最大の王朝「ムガル帝国」。その大帝アクバルの息子サリームと魅惑の踊り子アナールカリーの禁じられた恋の行く末が軸となり、大帝と王子であり同時に父と息子である2人の男の緊迫した関係や、時代の波に翻弄(ほんろう)される若い恋の「儚い(はかない)夢」が描かれる。

 宮廷装飾や歌と踊りなどの芸能シーンと、壮絶で大規模な戦闘シーンが対照的に繰り広げられるなど、美しい映像とともにインドの歴史文化を裏付ける大スペクタクルが楽しめる。制作当初はモノクロ作品だったが、当日は、全編カラー処理化された2004年の作品を上映する。上映時間は3時間15分(途中10分休憩)。

 上映開始時間=11時・15時30分。12月20日までの毎週土曜のみ上映。入場無料。要予約。問い合わせはエルメスジャポン(TEL 03-3569-3300、平日=9時30分〜18時、土曜・日曜・祝日=11時〜19時)まで。

【関連記事】
メゾンエルメスでインド映画「音楽サロン」上映−没落貴族の悲哀描く(銀座経済新聞)
エルメスで南インドの「定食」再現−サイト・スペシフィック作品披露(銀座経済新聞)
ペットボトル、薬、ガム…日常の「量産品」が素材のアート展−エルメス(銀座経済新聞)
エルメスのギャラリースペースで「木村伊兵衛のパリ」展(銀座経済新聞)
銀座「メゾンエルメス」、売り場面積を約1.3倍に増床(銀座経済新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081006-00000000-hsk_gz-l13