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2008年10月06日(月) 18時21分

<大相撲>朝青龍がモンゴルに帰国 九州場所も休場か毎日新聞

 左ひじ痛で秋場所途中休場した大相撲の横綱・朝青龍(28)=高砂部屋=が6日、モンゴルに帰国した。朝青龍は「何より治療に専念したい」と話し、12日からの秋巡業を全休することを明らかにした。また、「3度目(場所連続途中休場)はない」とも語り、11月の九州場所も休場する可能性を示唆した。

 全日本力士選士権に土俵入りだけ披露した朝青龍は、日本相撲巡業部に「左ひじ内側側副靱(じん)帯損傷で全治4週間」との診断書を提出。不知火副部長(元関脇・青葉城)は「途中出場なら期日を言うのが通例だが、それはなかった」と、秋巡業全休との見通しを示した。

 朝青龍は名古屋、秋両場所を途中休場したことを引き合いに出し「2回続けて出ていい結果が出なかった。体に悪いところがあると気持ちもついて行かなくなる」と、治療を最優先することを明らかにし、「焦っても結果が出ないことが分かった。万全完ぺきにしたい」と九州場所の休場もほのめかした。

 武蔵川理事長は、秋場所中に「優勝できる体調にするのなら2、3場所休むこともあるだろう。出る時は(進退を)かけるのだから」と話したが、この日も「治療で帰るのは仕方がない」としながらも「(秋場所中の)意見は変わらない」とし、出場場所には進退がかかることを示唆した。【上鵜瀬浄】

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081006-00000070-mai-spo