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2008年10月05日(日) 17時34分

「正常な立ち合いへ」力士会も一致産経新聞

 武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)が秋場所直前に、手つきの厳格化による立ち合い正常化を指示したのを受け、力士と審判部、行司は5日、東京・両国国技館で開かれた臨時の力士会で、意見を交換した。力士から不平不満の声は上がらず、理事長の方針に従っていくことで一致した。

 意見交換は審判部の親方に力士が質問する形で行われ、放駒審判部長(元大関魁傑)は「しっかり手をつくことを確認した。人間が判断するので100%とはいかないが、相手が手つき不十分だと思っても力を抜くなと伝えた」と述べた。一方、場所中に不満をもらした朝青龍も「力士もちゃんと手をつくように努力していく」と神妙に話していた。

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