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2008年10月05日(日) 08時03分

ソウルに響き渡ったw−inds.コールサンケイスポーツ

 【ソウル4日=納村悦子】3人組ユニット、w−inds.と歌手、土屋アンナ(24)が4日、ソウルワールドカップ競技場で行われた音楽イベント「2008 アジアソングフェスティバル」に日本代表として出演した。w−inds.がキレのあるダンスと歌で魅せると、アンナは黒ブラの上にミニワンピースという露出満点の衣装でロック全開。約5万人の観衆の度肝を抜いた。

 アジア12カ国・地域のトップアーティスト25組が参加した豪華ステージ。2002年サッカーW杯日韓大会準決勝の激闘が繰り広げられたスタジアムで、日本勢が迫力のステージを展開した。

 夜の闇の中でペンライトが幻想的に揺れる午後9時、w−inds.が登場するや、場内の雰囲気が一変。現地スターに負けない大歓声で沸き返った。ライブ前には「アウェーなんでブーイングを受けないか緊張している」と話していたボーカルの橘慶太(22)も「アンニョンハセヨ!!」と元気にあいさつし、11月26日発売の新曲「Everyday」「CAN’T GET BACK」など3曲をキレのある踊りとともに熱唱。先月23日の公演リハーサルで左足首の靱帯を損傷し全治1週間と診断された緒方龍一(22)も、けがを感じさせないパフォーマンスで魅せ「最高の人たち、最高の場所で最高のみんなとライブができてうれしい」。千葉涼平(23)も「カムサハムニダ(ありがとう)」と笑顔を見せた。

 韓国ライブは一昨年以来2度目だが、02年からアジア4カ国・地域(7都市)で計17公演、約25万人を動員。本番前日の会見で韓国のアイドルグループ、少女時代から共演オファーを受けるなどアジアでの人気は絶大。慶太は「(アジアで)単独公演できたらうれしい。歌もダンスも盛んで実力ある人がたくさんいるのでパフォーマンスをどんどんやっていきたい」と熱く宣言した。

 一方、ひと足先に登場したアンナは、黒ブラにワンピースを重ねたセクシースタイル。「コリア〜!!チェゴ!!(最高)」とシャウトし、29日に日韓同時発売する新アルバム「NUDY SHOW!」の収録曲「Dirty Game」を初披露するなど2曲を披露。訪韓は昨年以来2度目で、5万人公演は自己最大規模。05年の映画「下妻物語」、昨年のアニメ「NANA」の主題歌「rose」で話題となり、現地で「アンナ様」と呼ばれるなど“ジャパニーズマドンナ”として貫禄のステージを見せつけた。

 今年で5回目を迎えたアジア最大級の音楽祭で各国に強烈な衝撃を与え、大きな刺激を受けた日本代表が世界へ向けてさらなる飛躍を遂げた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081005-00000022-sanspo-ent