2008年10月05日(日) 08時03分

【１都４県週刊知事】千葉　堂本暁子知事　地域医療の支援約束（産経新聞）

　９月３０日、県議会議場の傍聴席はこの日で診療を終える銚子市立総合病院の存続を求める約１５０人の銚子市民らで埋まり、堂本暁子知事は銚子市選出の石毛之行県議の一般質問に答える形で病院問題を語りだした。

　知事はまず「銚子の皆さんのためにも率直に答えたい」と傍聴席を見渡し、平成１６年度に始まった医師の臨床研修制度が全国で医師不足を招いている実情に触れて「（県内の自治体病院も）悪循環に陥った。地域医療に従事する医師を確保するため、医師供給システムを再構築してほしいと厚労相に緊急に要望した」と説明。同月１日に知事を本部長として発足させた「自治体病院支援対策本部」で病院の窮状をしっかりと把握し、地域医療の連携や支援を進めるとも“約束”した。

　「医療を行政として放棄することは絶対にできない。できる限りのことをする」と締めくくった知事。知事だけでなくすべての関係者に、市民の不安をぬぐい去るアイデア、方策が求められている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081005-00000062-san-pol