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2008年10月05日(日) 08時00分

中山前国交相“後継者・東知事”に期待感スポーツ報知

 中山成彬前国交相=宮崎1区=は4日、宮崎市で記者会見し、次期衆院選に立候補しないことを正式に表明した。後継候補をめぐり、擁立論が浮上している宮崎県の東国原英夫知事に関して「国のために一身を投げ出す気持ちは持っている」と期待感を寄せた。

 不出馬の引き金となった失言連発を改めて陳謝したが、報道陣の興味は後継候補。中山氏は「辞めていく人間が後継うんぬんと言うのはおこがましい」と明言を避けたが「心の中に出てほしい人はいる」と語った。

 後継をめぐり、地元ではまず妻の中山恭子首相補佐官(68)の名前が挙がったが「(可能性は)全くない」(中山氏)と頓挫した。報道陣から東国原知事の名前をぶつけられると中山氏は「私も彼も旧薩摩藩。彼の気持ちは以心伝心で分かる」。後援会が知事側に接触を図っているが、本人は「知事とは会っていない。意識して避けてきた」と話した。

 一方で、日教組批判には「教育正常化のためにはこれからも火の玉となって頑張る」とこれまでの主張を繰り返した。

 今後については「いったんは身を引くが、時代の要請があれば(国政復帰は)あるかもしれない。充電し、チャンスがあれば国政に登場したい」と政界に未練タラタラ。現在の胸中を「松原“智恵子”の『男なら』の気持ちだ」と歌謡曲に例えて表したが、これは演歌歌手・松原のぶえの楽曲。最後まで口が災いしたまま政界を去ることになった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081005-00000013-sph-soci