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2008年10月05日(日) 22時22分

「留学費用どこへ」「納得できない」=ゲートウェイ21債権者説明会−東京時事通信

 破綻(はたん)した留学仲介大手「ゲートウェイ21」(東京都新宿区)の債権者に対する説明会が5日、東京都内で開かれた。「留学費用はどこに消えたのか」。留学予定の学生や、子供が海外にいる親ら約1000人が殺到し、会場は怒号や批判に包まれた。
 会場は400人程度しか入れず、説明会は急きょ2回に分けて開かれた。出席者によると、冒頭、福井伴昌社長が土下座して陳謝した。
 代理人弁護士は、数年前から売り上げが伸び悩み、拠点の全国展開に伴う費用などが負担になったとし、顧客への返金は困難と説明した。
 福井社長は「売り上げが下がる一方で、海外送金が負担になった」と述べた。預貯金なども投じ、会社の引受先も探したが見つからず、資金繰りが悪化したとも釈明した。
 これに対し、会場からは「海外送金が負担になったというが、留学先やホームステイ先に確認したら、費用は払われていない」「説明は理解できない」との声が相次いだ。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081005-00000076-jij-soci