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2008年10月05日(日) 22時09分

ゲートウェイ21「ウソついていたのか」説明会で怒り噴出読売新聞

 留学仲介大手「ゲートウェイ21」(東京都新宿区)の経営が破綻(はたん)し、約1300人が留学できなくなった問題で、同社は5日、千代田区内で債権者への説明会を開いた。

 同社は300人が入れる会場を用意したが、1000人以上が集まったため、急きょ2回に分けて説明会を開催。福井伴昌社長が謝罪したが、留学の夢が閉ざされた人たちから不満の声が続出した。

 同社は今月1日、12億9000万円の負債を抱え、東京地裁に破産を申し立てた。約1300人から留学費用として集めた約9億5000万円を運転資金に充てており、これらの人たちについては留学できなくなる可能性が高い。

 福井社長は「このような事態を引き起こし、申し訳ありません」と謝罪。破綻の原因については「海外に渡航する顧客が増え、資金繰りが追いつかなかった」などと述べ、顧客が納めた留学費用を事務所の家賃や従業員への給与に回したことを明かした。

 集まった顧客からは「『ホストファミリーの体調が悪いので渡航を延期してほしい』と説明されたが、それはウソだったのか」などと同社への不満が噴出した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081005-00000033-yom-soci