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2008年10月05日(日) 19時52分

<着服>福井県警の巡査長、パトカー用のガソリンを私有車に毎日新聞

 福井県警小浜署の駐在所に勤務する40代の男性巡査長が、パトカー用支給のチケットを使い、私有車にガソリンを入れていたことが分かった。繰り返し着服していたとみられ、県警の任意の調べに対し、巡査長は「ガソリンが高くてやった」などと話しているという。県警は業務上横領の疑いで調べ、巡査長の処分も検討している。

 関係者によると、巡査長は、県警指定の駐在所近くのガソリンスタンドでミニパトカーに給油。その際、パトカーに積んでいたポリタンクのような容器にもガソリンを入れ、マイカーに入れ替えて使っていた疑いがあるという。県警は「現段階ではコメントできない」としている。

 消防法令では、乗用車でガソリンを運ぶ場合、金属製の専用携行缶(22リットル以下)の使用を義務化。ガソリンスタンドでの灯油用ポリ容器での販売を禁じている。【松井聡】

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