記事登録
2008年10月05日(日) 18時54分

「手付き徹底」で意思統=力士会で立ち合い講習会−大相撲時事通信

 大相撲の力士会(会長・朝青龍)は4日、秋場所で混乱が続いた立ち合いについて、審判部の親方衆と行司を招き講習会を開いた。
 この日は、放駒審判部長(元大関魁傑)が力士から投げ掛けられた疑問点などに答えた上で、改めて規則通りに両手を付くよう求めた。「待ったに気付かずに取り終え、やり直す場合はもう一度、塩まきをやらせてほしい」との要望も出たがこれは認められなかった。
 最終的には、手付きを徹底し双方が立ち合いを合わせることを力士側が納得。放駒審判部長は「急に厳しくなったと感じる力士が多く、意見を統一したかった。不平や不満はなく、前向きに理解してくれた」と話した。朝青龍は「お互いに直していくことになった」。白鵬は「初めての機会。勉強になった」と述べた。
 新任の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)が秋場所直前、しっかり手を付いて立つよう指示。場所では手付き不十分で仕切り直しを命じられる取組が続出した。 

【関連ニュース】
〔写真特集〕大相撲モンゴル巡業
〔写真特集〕大相撲秋場所2008
〔写真特集〕大相撲名古屋場所
〔写真特集〕大相撲夏場所
〔写真特集〕大相撲 横綱朝青龍

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081005-00000061-jij-spo