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2008年10月04日(土) 22時50分

米の武器売却決定を歓迎 台湾産経新聞

 米政権の台湾に対する武器売却の決定を受け、台湾総統府は4日、決定は「混乱した(陳水扁前政権下の)過去8年が終わった印であり、(馬英九政権との間で)新しい台米相互信頼関係が始まったことを象徴する」との歓迎コメントを発表した。だが、中国の台湾向けミサイルは1000発を超えるとされるのに大使、売却されるパトリオット(PAC3)は330発にとどまる。在台軍事筋はまた「2015年といわれる中国の空母配備に向け、今後の台湾防衛の中枢を担う潜水艦と改良型F16戦闘機の売却見送りは、海峡の安全に致命傷を与えかねない」と警告している。(台北 長谷川周人)

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