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2008年10月02日(木) 21時37分

民主党 「政教分離」問題で公明揺さぶり…参院代表質問毎日新聞

 民主党の輿石東参院議員会長は2日、参院本会議の代表質問で、公明党の支持母体、創価学会を念頭に「税制上優遇されている宗教法人が、選挙対策の中心拠点となって政党以上の選挙を行っているといわれている」と指摘し、憲法に規定された政教分離について首相の見解をただした。公明党を揺さぶり早期解散に追い込む戦略の一環で、鳩山由紀夫幹事長や山岡賢次国対委員長らが協議して行った。

 この日は、小沢一郎代表もテレビ番組で、言論活動を妨害されたとして学会を提訴した矢野氏の国会招致について、「衆院では自民党がうんと言わない限りできないが、参院では大きなテーマだ」と述べ、野党が過半数を握る参院での招致に前向きな姿勢を示した。追及を嫌う公明党が自民党に早期解散圧力をかけさせるのが狙いで、民主、国民新両党議員有志は国会内で会合を開き、矢野氏招致に向け質問者や質問内容など、準備を進めた。

【小山由宇】

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