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2008年10月02日(木) 00時34分

中国製菓子からメラミン検出=通販で販売、自主回収−兼松時事通信

 中堅商社の兼松は1日、同社が輸入している中国製冷凍菓子から有害物質のメラミンが検出されたとして、販売済みの「マカオエッグタルト」を自主回収すると発表した。含有量は人体に影響がない水準で、健康被害の報告はないとしている。厚生労働省も食品衛生法に基づく回収などの措置を指示するとともに、同じ製品を輸入した都内の商社に対し、検査を急ぐよう求めた。
 日本国内で販売された商品からメラミンが検出されたのは、丸大食品の、輸入菓子数品目のケースに次ぐ2社目。中国製食品の安全性に対する消費者の不信感が一段と高まる事態も懸念される。
 兼松によると、問題の商品は5月末に輸入し、JTB商事(東京)がインターネットサイトなどで「JTB海外おみやげ マカオエッグタルト 3箱セット」として5460円で通信販売。既に289セットが売れた。商品は卵や生クリームなどを成分としており、中国製牛乳のメラミン騒動を受け、このほど検査したところ、1日になって一個当たり1.4ppmが検出された。 

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