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2008年10月02日(木) 12時02分

鉛検出:りんごジュースから検出−−県が回収命令 /秋田毎日新聞

 県は1日、鹿角市の「平塚果樹園」(平塚富徳社長)が製造したりんごジュースから鉛が検出され、同一製造日のジュース880本の回収を命じたと発表した。製造器具の修理に基準以上の鉛入りのハンダを使ったのが原因とみられ、同社は修理後に製造した3万4700本の自主回収を始めた。
 県生活衛生課によると、回収対象は2月24日に製造した1リットル入りの瓶入りリンゴジュース。検出した鉛は1リットル当たり0・8ミリグラムで、鉛の検出を禁じる食品衛生法違反に当たる。健康に影響を与える量ではないという。ジュースは自社の直売所で販売していた。
 同社は07年7月、青森県の機械メーカーにジュースのろ過フィルターの修理を依頼。この際にメーカーが鉛入りのハンダを使用し、この鉛がジュースに染み出たとみられる。当時の食品衛生法では製造器具に鉛を20%以上含むハンダの使用を禁じているが、修理の際は40%以上のハンダが使われていた。同社も機械メーカーも衛生法の規則を知らなかったという。【馬場直子】

10月2日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081002-00000045-mailo-l05